前回に引き続き、おすすめキットの紹介です。
今回は”レガシーホーネット”と呼ばれる、F/A-18のA~D型の1/48スケールのキットです。
2020年4月現在、1/48スケールのF/A-18A~Dのキットを扱うメーカーは、主に以下の4つのメーカーのものがあります。(他にもあるのですが、市場に良く出回っているもののみ挙げています。)
- キネティック(KINETIC)
- ホビーボス(HOBBY BOSS)
- ハセガワ
- レベル(Revell)
この中で、今回はわたしが扱ったことがある、以下の3種類のメーカーについて、おすすめ度をまとめてみました。
各キットのおすすめ度
メーカー名 | キネティック (KINETIC) |
ホビーボス (HOBBY BOSS) |
ハセガワ |
おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
参考価格(税込)(※1) | ¥9,020 | ¥9,680 | ¥6,490 |
ディテールの良さ | ・パネルラインはややシャープさに欠ける ・細かくリベットが再現されているが、ややシャープさに欠ける(また、主翼上面のリベットが省略されている) ・インテークダクトが再現されている点がポイント ・カルトグラフ製の上質なデカールが付属(※2) |
・シャープなパネルライン
・ほど良くシャープなリベット ・インテークダクトの再現なし |
・パネルラインはシャープだが、やや浅い
・リベットはシャープだが、少なめ ・インテークダクトの再現なし |
パーツの合いの良さ | 普通 | 普通 | 普通 |
パーツの入手し易さ | 難しい | 難しい | 良い |
※1:実際の価格は、取扱店により変動あり。また、キットのバリエーション(デカール替え等)により変動あり。
※2:キットのバリエーションにより付属しない可能性もありますので、購入時に確認が必要です。
1.キネティック(KINETIC)
発売された時期が上の3つのメーカーの中では最も最近ということもあり、ディテールは良いですが、その分、高価です。高くてもディテール重視で選ぶなら、キネティックのキットがおすすめです。
特におすすめするポイントは、以下の3点です。
- インテークダクトが再現されている。
(1/48のF/A-18キットの中では唯一) - 機体全体に細かいリベットが表現されている。
(ただし、深さが浅いので少し深くしてあげると、墨入れがし易くなり、完成したときの見栄えが良くなります。) - カルトグラフ製の上質なデカールが付属する。
パーツの合いは、おおむね良いものの、段差や隙間は若干発生しますので、パテなどでキレイに処理する必要があります。(この点は、他の2つのキットも同様です。)
ただし、中国のメーカーのキットですので、パーツの入手は非常に困難で、パーツの紛失や、破損には注意が必要です。
2.ホビーボス(HOBBY BOSS)
ハセガワのキットのパネルラインとリベット表現を改善したようなキットです。
パーツ分割は、ほとんどハセガワと同じです。したがって、インテークダクトも再現されていません。
上の表の3つのキットの中では、最もパネルラインとリベットがシャープで、はっきりしており、見栄えが良いと思います。ただ、リベットの間隔は、キネティックの方が細かいです。
非常に高価なのが難点です。
また、キネティックと同様、中国のメーカーのキットですので、パーツの入手は非常に困難で、パーツの紛失や、破損には注意が必要です。
3.ハセガワ
紹介する3つのキットの中では、最も古く、キネティックやホビーボスのキットが登場するまでは、ほぼこのキット一択でした。
キネティックとホビーボスのキットは、いずれも高価ですので、価格やパーツの入手し易さで選ぶのであれば、ハセガワのキットを選ぶとよいと思います。
また、ハセガワのキットはデカールのバリエーションごとに、様々なキットが発売されているため、気に入った塗装のキットが購入できるのが利点です。
ただ、最近は1/72スケールに注力しているのか、1/48スケールのデカール替えキットの新発売はここ2、3年ありません。
以上、今回は、1/48スケールのF/A-18A/B/C/Dのキットについてまとめてみました。
F/A-18には、”スーパーホーネット”と呼ばれる、E/F型もありますので、また別の機会にまとめたいと思います。
それでは、また。
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