【製作記】ハセガワ 1/48 F-2A 飛行開発実験団 501号機 特殊形態 ⑦塗装編(その1)

【製作記】ハセガワ 1/48 F-2A 飛行開発実験団 501号機 特殊形態 ⑦塗装編(その1)

久しぶりの更新になります。

しばらくプラモデル製作をお休みしておりましたが、再開しました。

今回から ハセガワ 1/48 F-2A 飛行開発実験団 501号機 特殊形態 の塗装工程について紹介していきます。

キャノピーのパーティングライン処理・塗装

キャノピーの塗装を行う前に、パーティングラインを消す作業を行います。

このキットのキャノピーは中央にパーティングラインがあります。

パーティングラインとは、プラモデルの金型の分割線のことを指します。製作時に金型から成形され、製品に取り付けられるパーツの接合部分に現れます。このパーティングラインが目立ってしまうと、完成品の見た目が損なわれてしまいます。なので、キャノピー部分のパーティングライン処理は非常に重要な作業となります。

パーティングラインは以下の手順で消すことができます。

 手順1:サンドペーパーで削る。

 手順2:コンパウンドで磨く。

まずはサンドペーパーの400番→800番→1000番→1200番→1500番→2000番の順にパーティングライン周辺を削っていきます(手順1)。下の写真は2000番のサンドペーパーで削った後の状態です。この状態では白く濁っていますので、次にコンパウンドで磨いていきます。

使用するコンパウンドはタミヤコンパウンドの以下の3種類です。

  • 粗目
  • 細目
  • 仕上げ目

粗目のコンパウンドをティッシュペーパーに付けて、優しくキャノピーの表面を磨きます。粗目で十分に磨き終わった後は、細目→仕上げ目と順番に磨いていきます。

下の写真が仕上げ目のコンパウンドで磨いたあとの状態です。仕上げ目まで磨き終わると、非常に透明なキャノピーになります。

次に、キャノピーを塗装するために透明の部分のマスキングを行います。

キャノピーの透明部分の縁は曲線になっているため、ハセガワのトライツール「テンプレート2 曲線定規」を使ってマスキングテープを適切なサイズにカットし、キャノピーに貼り付けます。

下の写真がマスキングが完了したキャノピーです。

サーフェイサー塗装・下地ホワイト塗装

下地のサーフェイサーの塗装は、美しい塗装を実現するために欠かせません。

飛行開発実験団のF-2 501号機は、白地に赤と黒の塗装のため、美しく発色させるためにサーフェイサーもホワイトカラーのものを使用します。

使用するのは、「Mr.フィニッシングサーフェイサー 1500」です。

このサーフェイサーは塗料の粒子が細かいため、パーツ表面が非常に滑らかに仕上がり、モールドも埋めにくいサーフェイサーです。

ホワイトの塗料は、1、2回の塗装では白く発色しませんし、色ムラができやすいので、ムラが目立たないようにしながら3、4回と何回かに分けて色を塗り重ねていきます。

下の写真は5回ほど薄く塗り重ねた状態です。

はじめはサーフェイサーの上から更にMr.カラーのホワイトの塗料を塗り重ねようと考えていましたが、思いのほかサーフェイサーのホワイトの色合いが良いため、塗り重ねるのは止めました。

リベットやパネルラインなどのモールドも埋まらず、非常に綺麗に発色しています。

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