今回、完成作品を紹介するのは、ハセガワから発売されている1/48スケールのF-16I スーファ（ SUFA ）のキットです。
F-16は、アメリカ合衆国のジェネラル・ダイナミクス社（現ロッキード・マーティン社）が開発した多用途戦闘機で、これまで4500機以上が生産され、西側諸国のベストセラー戦闘機となっています。
F-16I スーファ（ SUFA ）は、F-16D Block52アドバインスドのイスラエル空軍仕様の機体で、敵国中枢部への攻撃を目的に導入されました。機体背面には、イスラエル製の電子戦機器や燃料を搭載するコンフォーマルタンクを備えています。
この作品は、2010年のハセガワのJMC向けに作成した作品でJMCでは電撃ホビーマガジン賞を頂きました。
キットはハセガワの 1/48 F-16I Sufa と、スカンクモデルスから発売されているウェポンセットに入っている600ガロン・コンフォーマルタンクを使用しています。
ハセガワのF-16I（というかF-16のキット全般）は、HUD部分が省略されていたり、付属するシートはベルトの表現がされておりませんでしたので、ファインモールドのエッチングパーツでディテールアップしています。
ノズルは細かく色分けし、汚れた状態を表現しました。
前脚の格納庫は実機の写真を参考に、プラ板でディテールアップしています。
ハセガワのF-16のキットの難点ですが、インテークダクトが再現されていません。そこで、インテークダクトをヒートプレスにより自作して、インテーク奥のタービンブレードまで再現しています。
このインテークダクトを再現するのに、１か月くらい悪戦苦闘しました。
1/48スケールのF-16Iは、ハセガワやキネティックから発売されておりますが、ハセガワのものは発売から10年以上が経過しており、デカールが劣化している恐れがあることや、ハセガワのキットにはF-16Iが搭載するイスラエル空軍の武装や600ガロン・コンフォーマルタンクなどが付属しておりませんので、カルトグラフ製の良質なデカールと色々な武装が付属するキネティックのキットがお勧めです。
また、キネティックの「1/48 F-16D BRAKEET（ブラキート）」を只今製作中です。
良ければ以下の製作記もご覧ください。
