今回からは、ハセガワから発売されている1/48スケールのF-2A(F-2戦闘機の単座型)のキットを2機同時に制作していきたいと思います。
1/72スケールのF-2は最近はハセガワ以外にもファインモールドから発売されておりますが、1/48スケールではハセガワしか発売しておりません。
ハセガワのF-2のキットは、カラーリングやデカールに応じて、色々なキットが限定版として発売されているのですが、今回使用するのは定番キットとして発売されているものです。(定番キットは限定版に比べてコスパが良いんですよね~。)
とはいえ、作る以上はお気に入りのカラーリングに仕上げたいので、別売デカールを使用して、第8飛行隊の50周年特別塗装機と飛行開発実験団の501号機 特殊形態(と私が勝手に言っているバージョン)に仕上げていきたいと思います。
飛行開発実験団の501号機の特殊形態というのは、以下のYouTube動画にアップされているもので、通常の501号機と異なり、何やら尾翼付け根部分が改造されている模様。
別売デカールはDXMデカールとWandD Studioのデカールを使用します。
DXMデカールはF-2の色々な特別塗装機が再現できる以下のものを選びました。非常にデザイン性のあるカッコイイ塗装が多いので、どれにするか迷いましたが、第8飛行隊の50周年特別塗装機の尾翼のグレーの旭日のデザインが気に入り、今回はこの機体を制作していきます。
また、飛行開発実験団の501号機には、WandD Studioの以下のデカールを使用します。
「そういえば、モデルアートからF-2戦闘機の書籍が発売されていたよなぁ」と思い出し、モデルアートから出版されている「モデルアート・プロファイル 航空自衛隊F-2戦闘機」を入手しました。実機の写真が盛りだくさんな他、プロモデラーの製作工程なども掲載されており、F-2を作る上で非常にお勧めの一冊です。
また、オプションパーツとして、コクピットの内装は、プラッツから発売されているカラーエッチング・パーツ、Reskitから発売されているレジン製のノズル(開状態のもの)を組み込んでいきます。
キットのコクピットの内装は、ちょっと大雑把なイメージですので、カラーエッチングパーツで精密度を高めていきたいと思います。
プラッツから発売されているものですが、中身はチェコのエデュアルドです。
エデュアルドらしい非常に精密感のある内装パネルです。
が・・・パネルの色が非常に薄いです。。。F-2のインパネはもっと濃いグレーなので、エッチングパーツの上から塗装を行い、色の濃さを調整していきたいと思います。
エデュアルドのインパネは色が薄めなんですよね~、是非もう少し濃いめのグレーにして欲しいものです。
説明書は、なぜかシートベルトのエッチングパーツの図解しかありません。。
インパネは実機写真を参考に貼るしかないか~、とパラパラと入手したモデルアートの本を眺めていたところ、なんと、本の中に説明図が記載されていました!
是非この説明図を同封して欲しいです、プラッツさん!
エクゾーストノズルはウクライナのRESKITのレジンパーツを使用していきます。どのような出来か楽しみです。
ノズルは細かいパーツに分割されており、パーツの厚みも薄いため、加工の際は繊細な注意が必要です。
ノズルの表面には薄っすらとリベットのような跡が再現されています。
ここからはハセガワのキットの内容の紹介です。
胴体は機首と後部が一体化されており、上下で分割されています。
機首には、ライトニングアレスタやIFFアンテナの造形、パネルラインに沿ってリベットの跡がところどころ施されています。
胴体のパネルラインやリベット跡はシャープな印象ですが、少し浅い印象です。サーフェイサーを塗装した際に、塗料で埋まりやすそうならば掘り直す可能性があります。
コクピットの内装です。1/48スケールにしては大雑把で情報量が少ない印象です。正面のコンソールなどはカラーエッチングパーツを使っていこうと思います。
射出座席はシートベルトの造形がなく、シンプルな印象です。
後部の脚庫のパーツ構成です。実機では色々と配管が通っておりますので、今回は少し脚庫も手を入れようと思います。
個人的にこのキットの一番残念なところが主翼です。。
1/48スケールだとそれなりに精密感が欲しいのですが、主翼の上面はリベット跡などの造形がなく、のっぺりしております。おそらくF-2の養生迷彩を施した際はあまり気にならなくなることがリベット跡を省略した理由かと思うのですが、是非再現してほしかったですねー。
勿論、私は(ほどほどのレベルで)リベット跡を再現する予定です。
前縁フラップとエルロンは別パーツになっているので、駐機状態のフラップ/エルロンダウンの状態を簡単に再現できそうです。
また、インテークはエンジン入口までダクトが再現されていて非常にうれしいです。ハセガワの1/48スケールのF-16では、このインテークのダクトが再現されておらず、以前製作したときはヒートプレスで自作する羽目になりました。
脚パーツなどは結構細かく分割されているようです。どこまで精密に仕上げられるか楽しみです。
次回からは、まずはコクピットから制作の様子を紹介していきたいと思いますので、お楽しみに~。
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