遂にこのキットを製作するときがやってきました。
映画ファイナルカウントダウンやトップガンで一躍有名となったF-14のハセガワの1/72スケールのキットで、私が本格的にプラモデル製作を始めるきっかけとなった、まさに原点とも言うべきキットです。
思い起こせば20年前、ふと立ち寄ったプラモデル店で見たこのキットに一目ぼれし、「このF-14をプロモデラーの作例のように作る!」と決意し、すぐにエアブラシなどのツールを揃えました。
ただ、当時の私には上手に作るための自信もスキルもなかったため、他の機種やキットで練習を重ねてきました。その結果、ハセガワのJMCなどで賞を頂けるほどにはスキルを向上させることができ、ようやくこのキットに手を出す決心がつきました。
私がこのキットを購入した当時、1/72スケールではハセガワの凹モールド版のF-14がベストキットでした(※凸モールド版もあるのでご注意)が、古いキットのため、最近はモールドが甘くなっていたり、バリができていたりします。また、ハセガワのF-14のキットにはミサイルなどの武装が付属しないため、別売りの武装キットを購入する必要があります。最近はファインモールドやGWH(グレートウォールホビー)、アカデミーなどのメーカから新しいキットが発売されているので、どのメーカのものを購入するか悩む人も多いのではないでしょうか。
ただ、私にとってハセガワのキットは非常に重要であり、これを作らないわけにはいきません。随分と回り道をしてしまいましたが、満足できる出来栄えに仕上げたいと思います。
ちなみに、私は当時F-14が好きすぎて、新しいデカールのキットが出るたびに購入していたため、ハセガワのF-14をこんなに溜め込んでいます↓(更に、フジミのF-14も4機持っています。)
F-14には、A型、B型、D型の3つのタイプがあります。F-14の詳しい情報は以下サイトをご覧ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/F-14_(%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F)
当時購入していた別売りのデカールや他キットに付属するデカールも活用し、今回は各タイプを1機ずつ作っていこうと思います。
F-14A VF-154 ブラックナイツ
F-14Aからは勿論VF-154のブラックナイツを作ります。
カラーリングは3種類から選択できますが、2003年のカラーリング(赤のストライプ柄の垂直尾翼)にしたいと思います。
F-14B VF-143 プーキンドッグス
F-14Bからは、「VF-143 プーキンドッグス」を製作します。
キットには2003年の塗装が再現できるデカールが付属しますが、CAMデカールの方が格好いい色合いなので、CAMデカールを使用することにします。
キットの中身はF-14Aとほとんど同じですが、F-14B/DはF-14Aとはエンジンノズルの形状が異なるため、ノズルのパーツのみF-14B/Dのものが付属します。
F-14D VF-213 ブラックライオンズ
F-14Dは「VF-213 ブラックライオンズ」を製作します。
VF-213 ブラックライオンズのデカールは、以前ドイツレベルのキットを購入した際に付属していたカルトグラフ製のデカールを使用します。
キットの中身はF-14Aとほとんど同じですが、F-14B/Dのエンジンノズルに加え、F-14Bから更新されているコクピット・ディスプレイおよび射出座席等のパーツが付属します。
次回から製作の様子を紹介していきます。
まずはコクピットの製作からです。次回の記事は以下をご覧ください。
[…] 【次回製作予告】ハセガワ 1/72 F-14A / F-14B / F-14D トムキャット […]