【キットレビュー】アカデミー 1/48 Rafale C ラファールC

【キットレビュー】アカデミー 1/48 Rafale C ラファールC

今回紹介するのはアカデミーから最近発売された、1/48スケールのラファールC “フランス空軍 第1戦闘飛行隊 プロヴァンス 2012”(ラファールCは空軍向け単座機です)のキットです。

現在ドイツレベルのラファールMを製作していますが、このアカデミーのキットもドイツレベルと同じ金型を使用しています。(したがって、インテークの内部が再現されていないという欠点があります・・・)

ただし、一部機体のディテール/モールドが正しく修正されているので、1/48スケールのラファールを製作したい方は、このアカデミーのキットを購入することをお勧めします。

アカデミーの1/48 ラファールC のパッケージ

フランス空軍のタイガーミート塗装機の他、クウェート空軍、エジプト空軍のカラーリングが選択できます。

このキットで再現できるカラーリング

デカールはDXMデカール社製の良質なものが付属します。カルトグラフ社製のような印象です。

説明書は2つに分かれており、左が組立説明書、右が武装の取付と塗装の説明書です。

キットに付属する説明書

塗料はGSIクレオスと対応する塗料番号が明記されており非常に助かります。

カラー表

なんと、コクピットのコンソールやサイドパネルはデカールが用意されています。ただ、サイドパネルは凹凸のモールドが施されているので、塗装で仕上げた方がよさそうです。

コクピットはデカールが用意されている

説明書に機首のIRSTなどのパーツの組立説明が抜けていたようで、小さな説明図が付属しています。

フランス空軍のタイガーミート塗装
クウェート空軍の塗装
エジプト空軍の塗装
キャノピー等の透明パーツ

ラファールMを製作したときは自作した機銃横のでっぱりを再現するためのパーツが付属しています。(もう少し早くこのキットが出てくれたら良かったのに・・・とついつい思ってしまいます。)

最新の実機どおりに胴体後方のモールドがドイツレベルのラファールMのキットから修正されています。

このキットの胴体後方のモールド

下の写真がドイツレベルのラファールMのキットの胴体です。胴体後方の形状が異なることが分かります。

ドイツレベルのラファールMの胴体後方のモールド

ミサイルは短距離空対空ミサイルのR.550も付属しますが、最近のフランス軍ではMICA IRに更新されているようなので、今回は使うことはなさそうです。

主翼上面は比較的モールドが少なくのっぺりとした印象

なんと、ラファールCの脚・タイヤの他にも、ラファールMの脚・タイヤも付属していました。

ラファールMのデカールが付属していないのが残念ですが、ラファールCとラファールMの両方を製作することができそうです。

ラファールCの脚・タイヤ・アレスティングフックのパーツ

ラファールMの脚・タイヤ・アレスティングフックのパーツ
キットに付属する誘導爆弾
キットに付属する巡航ミサイル(SCALP-EG/ストーム・シャドウ)

1/48スケールのラファールのまともなキットはあまり頻繁に生産されないこともあり、すぐに入手困難になってしまいますので、欲しい方は是非この機会に入手することをお勧めします。



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