現在製作中のエデュアルドの1/48 Su-27B (ウクライナ空軍塗装)の完成後は、ドイツレベルの1/48 ラファールM(海軍仕様)を製作していきたいと思います。
このキットは、10年以上も前にオークションで入手したものです。ラファールは私の最も好きな戦闘機なのですが、なかなか作る機会に恵まれず、押入れに仕舞い込んでいました。今回は満を持してこのキットを作っていきたいと思います。
ちなみに、バリエーション違いのラファールBも持っていますので、今回は2機同時に製作していこうかなと考えています。
ラファールについて
ラファールは、フランスのダッソー社が開発したマルチロール戦闘機です。当初フランスは、イギリス、ドイツ、イタリア及びスペインとの欧州戦闘機の共同開発計画に参加していましたが、途中で脱退し、ラファールを単独で開発しました。
海軍用の単座機をラファールM、空軍用の単座機をラファールC、空軍用の複座機をラファールBと言います。
フランス以外では、インドやエジプト、カタール等の国がラファールを導入しています。
ラファールの概要は以下Wikipediaをご覧ください。
キットについて
1/48のラファールを作るなら、この記事で紹介するドイツレベルかハセガワまたは韓国のACE CORPORATIONのキットがお勧めです。この3社のキットは同じ金型を使用しているようです。
ホビーボスのキットも存在するのですが、他の方のブログ等を拝見する限り、パーツの合いが良いとは言えず、モールドも甘いようですので、製作には結構苦労しそうです。
とはいえ、現在ドイツレベルやACE CORPORATIONのキットは入手困難になっているので、1/48スケールのラファールを製作したい方は、オークションでこれらのキットを入手するか、ホビーボスのキットを入手するかのいずれかになると思います。ハセガワのアイドルマスター仕様のキットと別売デカールを組み合わせて作るというのもアリだと思います。
ドイツレベルのキットの説明書は、非常にアッサリとした内容になっております。正直組み立てるだけであればこれでも十分なのですが、塗装の色が分からないので困ってしまいます。せめてMr.カラーの色番号も記載してほしかったです。
キットのモールドやパーツ同士の合いは非常に良く、ストレスをあまり感じずに組み立てることができると思います。
ただし、このキットには難点が2点あります。
まず1点目ですが、このキットのヘッドダウン・ディスプレイはラファールMのプロトタイプの1番機(M01号機)が使用していたディスプレイしか付属しません。しかし、キットのデカールは、M02号機(M型のプロトタイプの2番機)と量産機(第12F海軍航空隊所属)のものしか付属しておらず、M01号機が再現できないのです。そこで、極力M02号機以降のディスプレイに近づけるよう改修を行っていきます。
余談ですが、ドイツレベルのラファールBのキットにはB型で使用されるヘッドダウン・ディスプレイのパーツが付属しています。
ラファールのM01号機とM02号機のヘッドダウン・ディスプレイの違いは以下のWebサイトをご覧頂くと良く分かります。
Rafale M01
Rafale M02
そして2点目は、インテークの内部が再現されていない点です。下の写真は正面から撮影した状態ですが、インテークのダクトやエンジンファンが再現されていないので、インテークを覗くと、胴体の内側が丸見えになってしまいます。非常に良いキットなので、せめてインテークの内部まで再現して欲しかったですよね・・・(^_^;)
今回はヒートプレスでプラ板からインテーク・ダクトを自作していこうと思います。
あと、カナードは左右一体型になっており、胴体の上面と下面を貼り合わせるときに挟み込むように取り付ける手順になっていますが、インテーク脇の継ぎ目を消す際や塗装の際に邪魔になりますので、組み立ての最後に取り付けるようにしていこうと思います。
エデュアルドのSu-27を製作する合間に少しづつ製作を進めていこうと思います。
アカデミーの 1/48 ラファールC についても以下の記事でレビューしていますので、是非ご覧ください。
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[…] 【次回製作予告】ドイツレベル 1/48 Rafale M ラファールM キットに付属するラファールM(M01号機)のヘッドダウンディスプレイ […]