【製作記】Eduard エデュアルド 1/48 Su-27B フランカーB ウクライナ空軍  ⑦ 塗装編(その2)

【製作記】Eduard エデュアルド 1/48 Su-27B  フランカーB ウクライナ空軍  ⑦ 塗装編(その2)

今回は、ウェザリングや後回しにしていた射出座席、ミサイルなどの塗装の様子を紹介していきます。

前回の記事はこちら↓

ちなみに、このブログを書いている時点で、残りの作業は、武装を取り付けてトップコートを行うだけですので、完成まで本当にあとわずかです。

胴体のウェザリング

青系迷彩の美しさを保つため、機体の上面はあまり汚しすぎないようにします。

スミ入れは、GSIクレオスのMr.ウェザリングカラーを使用します。

使用する色はベースになる機体の色に合わせて変えており、青色の機体色のスミ入れはマルチグレーを使用し、濃いグレーの機体色にはマルチブラックを使用しています。

はみ出した塗料を専用の薄め液で拭き取る際、少しパネルラインに沿って汚れが残るため、ちょうど良い汚れ具合になります。

※Mr.ウェザリングカラーを拭き取る場合は、Mr.ウェザリングカラー専用薄め液を使用しましょう。

機体の下面部分は、あえてパネルライン周辺の汚れが目立つようにマルチブラックでスミ入れを行います。

エンジン周辺のウェザリング

Su-27系のエンジンは金属箇所がむき出しになっているため、ウェザリング等での金属表現が一つの魅せどころになります。エンジンのウェザリングではチタン特有の金属色の変化を再現します。

まずは細かく切ったマスキングテープを下の写真のように貼り、タミヤのウェザリングマスターを使用して、マスキングしていない部分を汚していきます。

ウェザリングマスターの色は、ススやサビ、赤焼け、青焼けなど、汚れの色味を見ながら、様々な色を付けていきます。

右エンジンが、マスキングテープを外した状態です。マスキングした部分とそうでない部分の境界線ががはっきりしすぎていますので、マスキングテープを貼っていた箇所にウェザリングマスターをうっすら塗りつけて、左エンジンのように境界線をぼかします。

また、タミヤのガンダムマーカーの「リアルタッチマーカー」のブルーを使用して、縦のラインを引いていきます。マスキングテープは大体1mm幅くらいで貼り付けていきます。

機体上面のエンジンは下の写真のように仕上げました。

機体下面のエンジンも同様に、ガンダムマーカーでラインを引くため、約1mm幅でマスキングテープを貼り付けていきます。

ガンダムマーカーのブルーとブラウンの2種類を使用し、ラインを引いていきます。

さらにその上から、タミヤのウェザリングマスターを使用して汚れを追加しています。エンジン部分全体の色味を見ながら、ススやサビ、赤焼け、青焼けなど異なる色を追加していきます。また、オイル流れによる汚れは、ガンダムマーカーで表現しています。

また、ついでにフラップのヒンジ部分からも汚れを追加しておきます。

アフターバーナー(実はアフターバーナーというのはGE社の登録商標なので、正式には同社のエンジンのもののことを言い、正式名称はオーグメンターと言うようです。以下出典参照。)を組み上げた状態です。

【出典】https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC

エンジンのノズルはウェザリングマスターやらガンダムマーカーやらエナメル塗料やらいろいろ塗り重ねて以下のような雰囲気に仕上げました。

青色の部分は、ガンダムマーカーのリアルタッチマーカーのブルーをパネルごとに塗り分けています。また、ところどころ、ウェザリングマスターのススなどで黒ずんだパネルも混ぜています。

ノズルの先端のシルバーは、マスキングテープをガイド代わりにして、エナメル塗料のシルバーを面相筆で塗っています。

射出座席

射出座席は、エデュアルドのレジンパーツとカラーエッチングパーツが用意されています。まずはレジンパーツを組み立てて・・・

座席を塗り分けて、タミヤのエナメルのホワイトでドライブラシして、カラーエッチングを取り付けて、完成です。かなり細部まで作り込まれた座席で良い感じです。

エッチングパーツの色味が少し鮮やかなので、Mr.ウェザリングカラーのマルチブラックを使って、色味を抑えています。

武装

R-27中距離空対空ミサイルと、R-73短距離空対空ミサイルを装備していきます。R-27はレーダーシーカ(アクティブホーミング)と赤外線シーカ(パッシブホーミング)の2種類があり、下の写真の左4本がレーダーシーカ、右2本が赤外線シーカのR-27です。それぞれシーカー部分とフィンを塗り分けます。

赤外線シーカはクリアパーツ化されており、Mrカラーの101番「スモークグレー」で塗装しています。

R-73もシーカを塗り分けておきます。

パイロンは機体色の部分と、灰色の部分があるようなので、塗り分けておきます。

デカール貼り

キットの説明書に従い、デカールを貼っていきます。

カルトグラフ製のデカールのため強度がある分、少しシルバリングを起こしやすいので、マークセッターを使用しながら、シルバリングが起きないよう慎重に貼っていきます。

キットに付属する説明書を見ると、機体のいたるところにステンシルのデカールを貼るように指示されていますが実際に機体の写真を見ると、あまり貼っていません。

実際の写真を参考に、貼るデカールを選びながら貼っていきます。

<参考にした実機写真のサイト>

56 BLUE (cn 36911031310) Sukhoi Su-27 Photo by UENO Kenichi | AIRFIGHTERS.COM

56 BLUE (cn 36911031310) Sukhoi Su-27 Photo by UENO Kenichi | AIRFIGHTERS.COM

56 | Sukhoi Su-27 Flanker | Ukraine – Air Force | Daniel Havlik | JetPhotos

ただ、機体の下面は、あまり実機の写真を見つけられなかったので、説明書の指示通りに貼っています。

本日はここまで。



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