前回でコクピットとキャビン内の制作を終えましたので、今回は胴体の接着・整形を行っていきます。
前回の製作記をご覧になりたい方はこちらです。↓
それでは前回制作を終えたコクピットとキャビンのパーツを胴体に接着していきます。
流し込みタイプの接着剤で胴体とキャビンのパーツがぴったりとくっつくように接着しておきます。
また、このタイミングでコクピットのメインパネルを接着します。意外に接着面が少ないのでポロっと取れないよう多少多めに接着剤を付けておきます。
2機とも胴体の接着を完了しました。一気にSH-60Bの形になりますので、かなり進捗した気になりますが、ここからが大変です。
接着した場所には貼り合わせた際に接着剤のムニュっとした盛り上がりができてしまっていますので、一旦その継ぎ目というか盛り上がった箇所をサンドペーパーでなだらかにします。このサンドペーパーで継ぎ目を消したりする作業は地味に時間が掛かる上、進捗したように感じられないため少し苦手です。
この時点で完全に継ぎ目を消すことはできませんので、この後段階的に継ぎ目を消していくことになります。
継ぎ目をサンドペーパーでなだらかにした状態です。継ぎ目の段差などがこのままでは分かりにくいのでサーフェイサーを吹いた後にきちんとチェックします。
サーフェイサーを吹く前にコクピットやキャビン内に塗料が入り込まないようにマスキングを行っておきます。そこまで大量にサーフェイサーを吹き付けるわけではありませんので、隙間を完全に埋める必要はありません。
サーフェイサーを吹いた後に確認すると、結構段差や隙間が目立ちます。やはり、接着剤により盛り上がった箇所をなだらかにするだけではキレイに継ぎ目が消えません。そこで、次に瞬間接着剤を使って継ぎ目を消していきます。
継ぎ目が残っている箇所に瞬間接着剤を塗っていきます。
瞬間接着剤が硬化するまでの間にローター部分を組立てておきます。
実機ではローターの基部は結構ごちゃごちゃしておりますが、キットではシンプルな構成になっています。
右:SH-60Jのローター [出典]http://oh1ninja.la.coocan.jp/details/SH60J/SH60J_e.html
SH-60のローターは4枚のブレードから構成されます。回転軸の中心となるパーツに4枚のブレードを差し込んで一体化します。
中心軸の部分は、ステンレスっぽい金属むき出しになっているので、Mr.カラーのステンレスで塗装し、ダークアイアンで少し黒っぽい色に整えます。この部分以外はローターのパーツを組立てた後に塗装しますので、一旦マスキングしておきます。
ローターのパーツを組立てた状態です。
瞬間接着剤が乾いた後に、サンドペーパーで瞬間接着剤を塗った箇所をなだらかにします。また、この後、もう一度サーフェイサーを吹いて段差がないか確認します。この工程はキレイに継ぎ目が消えるまで何度も繰り返します。
サーフェイサーを吹いた後に確認しましたが、まだちょっと継ぎ目が消せていないところが存在しますので、もう一度、その部分に瞬間接着剤を塗り再度同じようにサンドペーパーを掛けます。次こそはキレイに継ぎ目を消したいところです。
機首下のアンテナらしきパーツは合いが悪く位置決めのための出っ張りが邪魔で胴体とパーツが密着しません。そのため、余分な出っ張りをカットしておきます。
MAD(磁気探知機)を懸架するパイロン下には支柱があるはずなのですが、なぜか説明書には書かれていません・・・一応支柱のパーツも付属しているので付けておきましょう。
ただ、少し支柱が長めのため以下のようにちょっとだけカットしておきます。
一通り継ぎ目の処理をした後は消えてしまったスジボリを掘り直します。
曲面のスジボリはマスキングテープを3重くらいに貼り付けてガイドにして掘り直します。
スコーピオンズ(HSL-49)のキットには機首先端のEO/IRポッドや魚雷を懸架するパイロンのレジンパーツが付属しているので、丁寧にパーツをカットし、バリなどを処理して瞬間接着剤で胴体に接着しておきます。
胴体の組み立てがほとんど終わりましたので、魚雷や脚パーツのゲート処理などをしておきます。
以上、胴体編でした。
次回からは2機の塗装をしていきます。お楽しみに~。
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