今回は、前回のコクピット編に続き、グレートウォールホビーの1/48 MiG-29SMTのインテークや脚庫、エンジン周辺を製作していきます。
前回の記事は以下をご覧ください。
MiG-29のインテーク(空気取り入れ口)は、上の写真のように、離陸時などでは、異物吸収によるエンジン損傷を防ぐためインテークの蓋を閉め、機体上部のルーバーと呼ばれる魚のエラのような空気取り入れ口を開けることにより、エンジンに空気を取り入れます。これはロシア機が、未舗装の滑走路での離陸を前提としていることに起因しています。
キットでは、インテークの蓋が開いてルーバーが閉じた状態と、インテークの蓋が閉じてルーバーが開いた状態の2種類が選択できるようになっており、今回は、このMiG-29独自のインテークの蓋が閉じてルーバーが開いた状態を再現します。
まず、インテークを組み立てます。
インテークの内側側面に、ダボ穴の跡がありますので、瞬間接着剤で埋めて、サンドペーパーで段差を無くします。ダボ穴はいくつかありますが、インテークの蓋を閉じる場合は、上の写真のように、一番端のダボ穴だけ処理してあげれば十分です。
左右のインテークのパーツを接着し、継ぎ目を消します。
上の写真のように、インテークの蓋は閉じた状態で接着します。
また、機体背面のルーバーは開状態のパーツを選択します。
ルーバーの後方には、キットに付属するエッチングパーツを張り付けます。
前脚と後脚の脚庫もこの段階で塗装を行い、胴体に組み込んでおきます。
脚庫の塗装は、下地にMr.カラーの14番ネイビーブルーで塗装し、その上から説明書に従い、Mr.カラーの308番で塗装します。
その後、タミヤのエナメル塗料のXF-1ブラックで墨入れをしておきます。
後脚の脚庫も前脚と同じように塗装しておきます。
脚庫を胴体に接着した状態です。
説明書に従って、水平尾翼を胴体に取り付ける場合、ガタが発生しますので、真鍮棒で水平尾翼を胴体に取り付けることにします。
そこで、突起を一旦切り取って胴体にあらかじめ接着しておき、後で水平尾翼と胴体に穴を開けて真鍮を通します。
左エンジンは、胴体に組み込む際に脚庫の端と左エンジンのパーツが干渉してしまいます。(右エンジンは干渉せずに組み込めます。)
そこで、脚庫と干渉する部分をカットしておきます。
エンジンは、インテークの蓋を閉じた状態にしたことにより、機体の正面から見えなくなるため、素組みの状態で組み込んでいきます。
次回は、胴体の組立と継ぎ目処理です。以下の記事をご覧ください。
[…] 【製作記】GWH グレートウォールホビー 1/48 MiG-29SMT 9-19 フルクラム ②イン… […]
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