戦闘機プラモデル発送時の梱包方法

戦闘機プラモデル発送時の梱包方法

今回は、作成した戦闘機のプラモデルを梱包して発送する際の梱包方法についてご紹介したいと思います。

戦闘機などの飛行機は、脚に地面をつけたまま梱包してしまうと、安定しない上、脚の強度不足などで、運送中に破損する可能性が高くなってしまいます。

そこで、機体を裏返しにして、比較的平らな主翼上面で支持し、脚や主翼下面にぶら下がる武器やコンフォーマルタンクなどには荷重がかからないようにしてあげます。

梱包例紹介

下の写真は、ハセガワのJMCに発送する際に私が作成した梱包用の箱です。いずれも機体を裏返しにして、主翼部分で模型を支えています。

応募期限に追われていたせいか、あらためて見ると結構雑に作ってあります。。

上の2機の完成写真は以下の記事をご覧ください。

梱包用の箱の作成方法

まずは機体を支える土台の部分を作るために、発泡スチロールのブロックを用意します。下の写真は、ダイソーで見つけた発泡スチロールのレンガ(ブロック)です。

こんな感じに機体の背中を乗せてあげると、安定して保持できます。

写真の機体(1/72 F/A-18F)の場合、尾翼とキャノピーは接着しておりませんので、外しておきます。なお、このキットは珍しく尾翼がポリキャップで嵌めるタイプになっており、可動式になっています。

機体を発泡スチロールにそのまま乗せてしまうと、土台の衝撃がダイレクトに伝わってしまう上、表面同士が擦れて塗装が剥げてしまう可能性がありますので、表面にプチプチを張り付けてあげます。

また、機首部分を支えるブロックは少し窪みをつけ、機首に不要な力がかからないようにしてあげます。

側面は胴体が横方向にずれるのを防ぐため、垂直尾翼の幅に合わせますが、垂直尾翼が当たる可能性がある箇所に、プチプチを貼って、振動などの衝撃が伝わらないようにしてあげます。

各ブロックは、竹串で突き刺して固定してあげます。接着剤などを使用しても良いと思います。

また、機体が前後方向にずれないように、表面にプチプチを張り付けた板を機体の前後部分のブロックに取り付けてあげます。プチプチは3枚ほど重ねてあります。

機体の主翼部分を土台に固定するには、竹串とゴムテープを使用します。

主翼の前後に竹串を斜めに突き刺して、竹串の間に主翼を輪ゴムをつけて、輪ゴムの力で機体を土台に固定します。

輪ゴムが直接機体に触れないように、ティッシュペーパーを挟んであげます。

ちょっとやそっとの揺れ、衝撃ではビクともしなくなります。

外したキャノピー、尾翼は別々にジップロックに入れて、最終的にはプチプチに包みます。

段ボールの内側に機体の主翼などが触れることはありませんが、念のためプチプチを張り付けておきます。

ブロックを段ボールの底面に貼り付けます。貼り付けは強力なエポキシ接着剤でくっつけた後、念のためガムテープで補強しておきます。

機体を収納し、輪ゴムで止めた状態です。

そして最後に、キャノピーや尾翼を入れたジップロックをプチプチに包み、段ボールの内側に貼り付けて完了です。

手間は少々かかりますが、この方法で梱包すると、多少の衝撃でも機体がダメージを受けることはほぼなくなります。

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