前回の記事ではハセガワの1/48スケールのF-2A(F-2戦闘機の単座型)のキットを紹介しましたが、今回からは製作の様子を紹介していきます。(前回の記事はこちら↓)
まずは戦闘機のプラモデル製作で一番最初に作る箇所、コクピット内部の製作から始めていきます。
キットに付属する主計器盤およびサイドコンソールはもう少し精密感が欲しいところです。
そこでプラッツから発売されている彩色済みエッチングパーツを使用していきます。このエッチングパーツの製造元はEduardで、造形はかなり精密です。
ただし、サイドコンソールのエッチングは付属せず、主計器盤や射出座席のシートベルト類のみとなります。また、主計器盤の灰色がかなり薄かったり、黒色の部分が青みを帯びているので、少しタッチアップ塗装が必要な印象です。



キットの主計器盤にエッチングパーツを貼り付けるために、キットの主計器盤の凹凸をなくします。リューターなどで大まかな凹凸を削った後、サンドペーパーで細かな凹凸を削ります。

主計器盤の色は説明書どおりにMr.カラーの317番「グレー FS36231」で塗装を行います。下の写真は左側が塗装後の主計器盤、右側がエッチングパーツです。
実機の写真を見ると、説明書の指定色が正しい色のように見えますので、エッチングパーツの灰色がかなり薄いことがわかります。


【出典】モデルアート プロフィール7 航空自衛隊F-2戦闘機
プラッツのエッチングパーツには主計器盤に貼り付ける際の説明書が付属していませんでしたが、「モデルアート プロフィール7 航空自衛隊F-2戦闘機」の中に説明図がありましたので、それを参考にエッチングパーツを接着していきます。

【出典】モデルアート プロフィール7 航空自衛隊F-2戦闘機
エッチングパーツの接着には、タミヤの多用途接着剤(クリヤー)を使用します。瞬間接着剤を使用しても良いのですが、エッチングパーツの表面に瞬間接着剤が付いてしまうと色が剥げてしまうので、多用途接着剤の方がおすすめです。

エッチングパーツの接着が完了したら、油彩絵具を使用して主計器盤の色を実機に近づけていきます。
グレーの部分が薄いので、濃いグレーでタッチアップし、コンソールが青みが買っているので、ブラックでタッチアップします。油彩は何度もふき取りが可能なので、納得できる色合いになるまで何度もやり直しが可能です。

続いて、サイドコンソールの塗装です。
サイドコンソールのパーツの真ん中に射出座席をはめ込む凸部がありますが、射出座席はレジンパーツを使用しますので、この凸部をカットしておきます。

続いて、サイドコンソールのスジボリなどの造形を確認するためにサーフェイサーを塗装し凹凸を確認しやすくします。
コンソールの間の溝が浅い印象です。サイドコンソールの塗装の際には、コンソールをブラックで塗装し、後から溝にウェザリング塗料を流し込むことでコンソール間の溝を塗装で表現しますので、溝が浅いとうまく塗料が流れない恐れがあります。
そこで、ラインチゼルでコンソールの間の溝をなぞり、溝を深くしておきます。


サイドコンソールをブラックで塗装した後、コンソールの間にウェザリングカラーのWC06 マルチグレーを流し込みます。
また、スイッチ類を実機写真を参考にホワイトやレッドのエナメル塗料を用いて塗装します。

塗装完了後の主計器盤とサイドコンソールです。主計器盤にエッチングパーツを使用することでかなり精密な仕上がりになりました。

キットの操縦桿は根元の部分がかなり長いです。実機はここまで長くはないようですので、根元の部分を半分ほどカットしておきます。


ラダーペダルはコクピットの奥なのでほとんど見えなくなりますが、プラッツのエッチングパーツにペダル部分が付属していたので、せっかくなので置き換えます。


カットしたラダーペダルのパーツ


操縦桿とスロットル、主計器盤を取り付けたコクピットの様子です。黒い部分はドライブラシをすることで少し擦れた色味にしています。



次回はF-16系の戦闘機で一番面倒なインテークの組み立て、塗装を行っていきます。お楽しみに~。
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