この記事では、Great Wall Hobby(GWH、グレートウォールホビー)という香港のメーカーからリリースされている「1/48 MiG-29 9-12 初期型」のキットをご紹介します。

なお、GWHからMiG-29のシリーズは2020年11月時点で以下の8種類のキットがリリースされております。気になる方は、本記事の最後に、各キットの商品リンクを載せておりますので、ご覧ください。
- MiG-29 9-12 フルクラムA 初期型
- MiG-29 9-12 フルクラムA 後期型
- MiG-29 9-12 フルクラムA 後期型 オペレーションスナイパー2003
- MiG-29 9-13 フルクラムC
- MiG-29 9-13 フルクラムC 北朝鮮人民空軍
- MiG-29 9-13 フルクラムC SWIFT
- MiG-29AS スロバキア空軍
- MiG-29SMT 9-19
結論から言って、GWHのキットは1/48スケールにおけるMiG-29の決定版とも言えるキットです。価格は安くありませんが、1/48スケールのMiG-29を製作するならば、ほぼこの一択になるのではないかと言っても過言ではない程の出来となっています。
カラー/デカールのバリエーションは以下の3種類で、いずれもロシア空軍のカラー/デカールとなります。



機体上面から見たカラーリングは機体ごとに若干違いがみられるものの、ほとんど同じ迷彩パターンとなっています。


まず、キットの中でも最も大きなパーツが機体上面のパーツになります。
とにかく目を惹くのが、メリハリのある非常に多数のリベット跡と、繊細ながらはっきりとしたパネルラインです。
また、主翼と胴体が一体で整形されているため、主翼と胴体との間に継ぎ目ができず、継ぎ目を消すなどの手間が省けることもポイントです。

よく見ると、リベット跡やパネルラインは大きいものや小さいもの、太いラインや細いラインがあり、場所により違いが表現されています。また、小さいリベット跡や細いラインでも、十分な大きさ、深さがあり、塗料で埋まってしまう可能性は低そうです。
リベット跡やパネルラインを掘り直さなくて良いというのは、非常に大きなメリットです。


機体上面では、初期のMiG-29であるフルクラムAの背面ドーサルの形状がうまく表現されています。フルクラムAの背面タンクの容量は、フルクラムCに比べ小さくなっており、背面ドーサルの膨らみはほとんどありません。

また、胴体上部のエア・インテークは開状態と閉状態のいずれかのパーツを選択して接着できるようになっています。

機首部分のアップになります。グレアシールドの形状も細かく表現されております。


キャノピーのパーツになります。パーツ上面にビニール製の保護シートがつけられております。キャノピーの上面は部品同士の擦れにより結構細かい傷が付きやすい箇所なので、保護シートが付いているというのは非常にうれしい配慮です。

機体下面を中心とするパーツです。機体上面と同様、リベット跡が全面に施されています。




↑前縁フラップです。

機体上面のエア・インテークの部品は開状態と閉状態のいずれかを選択できるようになっています。開状態のパーツは、きちんと空いている状態が再現されています。

エア・ブレーキは裏面まで再現されているものの、ダボ穴の跡がいくつか見られますので、ブレーキを開いた状態で作成する場合は、ダボ穴を埋めてあげると良いと思います。

脚庫の扉のパーツです。細かいパーツまで、しっかりと凹凸やリベット跡が再現されております。


垂直尾翼はラダーと分割されています。胴体と同様、細かいリベット跡やパネルラインが再現されています。

↑ラダーのパーツになります。

↑後縁フラップのパーツです。ラダーと同様、凹凸まで再現されています。

↑水平尾翼のパーツです。こちらのパーツもリベット跡が盛りだくさんです。

インテークは、左右で分割されています。あとで紹介しますが、インテークの空気取り入れ口についている開閉式の扉はエッチングパーツとなっています。

ピトー管は、プラパーツで再現されていますが、組立時や塗装時などで、衣服などに引っ掛けてしまったり等すぐに折れてしまいますので、個人的には真鍮線に変えたいと考えています。
価格は少々高くなってしまうかもしれませんが、ぜひ真鍮製のパーツを標準でつけていただけるとありがたいです。

↑コックピットの内装や脚庫のパーツになります。

コックピットの計器のパネルになります。1/48スケールの中では細部まで再現されている方だと思います。


↑サイドパネル類のパーツになります。

座席の裏側までしっかりと表現されています。





タイヤは機体の重みで地面と接する箇所は平らになっています。

エンジンやノズルなどのパーツになります。このキットは、エンジンまで再現することができますので、胴体のパネルを外し、エンジンの内部構造を見せる状態で組み立てることもできます。


エンジンは、細かな構造まで再現されています。
また、ノズルも別売のレジンパーツに引けを取らないクオリティです。

↑パイロンなどのパーツになります。


グレートウォールホビーのキットで最も衝撃を受けたのが、このフィンなどが一体で整形されているミサイルです。
ミサイルの胴体とフィンの間に継ぎ目ができないので、非常に美しく仕上げることができます。

R-27 中距離空対空ミサイル です。NATOではAA-10 アラモと呼ばれています。素晴らしい出来です。

ミサイルのフィンにもびっしりモールドが施されています。

R-73 短距離空対空ミサイルです。NATOではAA-11 アーチャーと呼ばれています。

R-60 短距離空対空ミサイルです。NATOではAA-8 エイフィドと呼ばれています。

キットには、HUD部分やエア・インテークの空気取り入れ口の開閉扉などのエッチングパーツが付属しております。

おそらくグレートウォールホビー製のデカールだと思われますが、デカールの品質は不明です。


色々と素晴らしい出来のキットなのですが、こんなミスも↑
なんと、説明書の3ページ目が11ページ目の説明書になっており、また、16ページ目の説明書が8ページ目の説明書になっています(´;ω;`)
仕方ないので、説明書はインターネットで検索することにしました。幸いホビーサーチさんの商品ページにキットの説明書の画像がすべてアップされていましたので、そちらの画像で確認することにしました。
以上、GWH(グレートウォールホビー)の「1/48 MiG-29 9-12 初期型」のキットレビューでした。仮組はしていないので、パーツ同士の合いなどは未確認なので、別の機会にご紹介したいと思いますが、全体的な感想として、『素晴らしい!』の一言です。1/48のMiG-29を作りたい方は是非入手されることをお勧めします。
グレートウォールホビーのキットは以下のAmazon、楽天やyahooショッピングからお求めいただけます。
また最近は、クインタスタジオというメーカから、MiG-29の各バリエーションに応じて、コクピットの3Dデカールが発売されております。コクピットをディテールアップしたい方にはお勧めです。
まだ私も使用したことはありませんが、是非入手したいと考えています。
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