【製作記】ハセガワ 1/72 Sh-60B シーホーク ③塗装編

【製作記】ハセガワ 1/72 Sh-60B シーホーク ③塗装編

胴体の接着・整形が完了したので、さっそく塗装を・・・

というつもりでしたが、塗装前に前脚やアンテナなど接着しておくパーツなどが残っていたり、少し気になる箇所があったので、塗装前に少し接着などの作業をしてから塗装に入っていきます。

なお、前回の製作記(②胴体編)をご覧になりたい方はこちらをどうぞ。↓

インテークの内部には継ぎ目ができてしまうため少し目立ちます。継ぎ目の部分を削り込み段差を無くせば目立たなくなりそうなので、リュータを使用して削っておきます。

胴体の後部に取り付けるアンテナは説明書通りそのまま接着すると、ちょっとした接触で外れてしまう可能性があるので、0.5mmの真鍮線を使い補強しておきます。

胴体側にも0.5mmの穴を開けて、真鍮線で補強したアンテナを取り付けられるようにしておきます。

説明書には記載がありませんが、胴体右下の穴に取り付けるアンテナ?らしきパーツが付属しておりますので、取り付けておきます。実機にもちゃんと付いています。

前脚のシリンダー部分には、ハセガワのトライツールのミラーフィニッシュを貼り、金属ならではの光沢を表現しておきます。

ミラーフィニッシュを貼った箇所に塗料が付かないようマスキングテープで保護しておきます。

アンテナや前脚を取り付けた後、いよいよ胴体の塗装を行っていきます。まずはもう1度サーフェイサーを新たに取り付けたアンテナや前脚を中心に吹き付けていきます。

下地塗装として、Mr.カラーの14番ネイビーブルーをパネルライン周辺やフリーハンドでランダムに吹き付けておきます。

説明書通りに上半分をMr.カラーの308番と305番、胴体下面を338番で下地塗装を行ったネイビーブルーの濃淡を残しつつ塗装を行います。

まだ少し濃い印象です。

これだけでは色の情報量が少ないので、この上から更に異なる色を塗り重ねていきます。

少し単調な濃淡な印象でしたので、色の情報量を増やすために、この上から更にMr.カラーの101番スモークグレーとGX109クリアブラウンを塗り重ねていきます。

エンジンノズルの後方は実機でもスス汚れが目立つ箇所なので多めに塗料を吹き付けておきます。

スモークグレーとクリアブラウンを塗装した後、全体的に色味を落ち着かせるために、再度説明書の指定色であるMr.カラーの308番を上から塗り重ねていきます。

(左の機体)Mr.カラーの308番を上から塗装する前の状態 (右の機体)塗装した後の状態
エンジンノズル後方は汚れた感じを表現するためスモークグレーやグリアブラウンの色味を残しておきます

まだ全体的に色味が濃い印象でしたので、少し薄いグレーであるMr.カラーの338番を上から軽く塗り重ねていきます。

下の写真は少し分かりづらいですが、右の機体では薄いグレーをパネルラインを避けて塗り重ねることで、汚すぎず且つ下地色の情報量を残したまま全体的に汚れの色味を抑えることができています。

(左の機体)Mr.カラーの338番を上から塗装する前の状態 (右の機体)塗装した後の状態
両機体とも基本色の塗装が完了した状態
機体上面の色合い、エンジンに近い胴体後方は汚れを表現するために少し暗めのグラデーションとした

ここからは1機づつ塗装の様子を紹介していきます。

HSL-49 SCORPIONS スコーピオンズ

まずは HSL-49 スコーピオンズのSH-60Bです。

胴体後方の途中から赤い色で塗装がされております。

まずは灰色と赤色の境界線をマスキングテープで作成します。境界線はデカールで表現されているので、デカールをコピーしてマスキングテープの上に置き、境界線に沿ってカットします。

境界線に沿ってカットしたマスキングテープ
胴体後方やエンジンノズル周辺もマスキングして塗装しておく

キットの説明書には指定がありませんが、胴体の上部には作業員が歩くためのウォークウェイがところどころあります。若干色が異なるため、塗り分けておきます。

胴体の上面のウォークウェイはMr.カラーの13番ニュートラルグレーを使用

本来は窓の透明パーツを取り付けてから塗装を行いたいのですが、塗料が内側に入り込み透明パーツの裏面に付着する恐れがあるので、透明パーツは最後に取り付けることにしました。

マスキング後の窓パーツ

窓の部分の透明パーツをマスキングして、機体と同じ色で塗装を行います。

塗装後の窓パーツ

HSL-51 WARLORDS ウォーローズ

ウォーローズの機体の後方に描かれた富士山や日の丸は大きめのデカールになっていますが、ぶっつけ本番でデカールを貼り付けるのはリスキーのため、どの程度の大きさなのかや左右のデカールを貼った際に隙間なく貼りつけられるのかを確認するため、デカールをコピーした用紙をカットし胴体へ貼り付ける際のイメージ合わせを行います。

イメージ合わせの結果、どうやら左右のデカールを貼った際に隙間は発生しなさそうです。

尾翼の部分は赤色に塗装しておきます。

赤色はデカールの色味と合わせる必要がありますので、事前に以下の4パターンの色をプラ板などに塗装し、最もデカールの赤色に近い①を選択しました。

①下地:Mr.サーフェーサー(グレー)+Mr.カラーの3番(レッド)

②下地:Mr.サーフェーサー(グレー)+Mr.カラーの327番(レッド FS11136)

③下地:Mr.ホワイトサーフェーサー+Mr.カラーの3番(レッド)

④下地:Mr.ホワイトサーフェーサー+Mr.カラーの327番(レッド FS11136)

一通りの塗装を行ったウォーローズの機体

胴体の右側後方に取り付けられているMAD(磁気探知機)も細かく塗り分けておきます。

イエローとレッドのストライプ?と言っていいのかよく分かりませんが、なかなか目立つカラーリングです。以下のWebサイトに掲載されている写真を見ると、実機でもこのような塗り分けになっているようです。

http://blog.livedoor.jp/koyapop01/archives/54469227.html

MAD(磁気探知機)

HSL-49 スコーピオンズのキットと同様に、胴体上面のウォークウェイを塗り分けておきます。

胴体の上面のウォークウェイはMr.カラーの13番ニュートラルグレーを使用

塗装編はここまでです。

機体の塗装をほとんど終えましたので、次回はウェザリングを行っていきます。お楽しみに!

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