【製作記】ハセガワ 1/72 Sh-60B シーホーク ⑤ウェザリング&デカール編(HSL-51 WARLOADS ウォーローズ)

【製作記】ハセガワ 1/72 Sh-60B シーホーク ⑤ウェザリング&デカール編(HSL-51 WARLOADS ウォーローズ)

今回は、2機同時に制作していたSH-60Bのうち、HSL-51 ウォーローズの機体のデカール貼りとウェザリングの様子を紹介します。

HSL-49のデカール貼りやウェザリングの様子をご覧になりたい方はこちらをどうぞ。↓

デカール貼り

ウェザリングを行う前にデカールを貼っていきます。

このデカールはカルトグラフ製ということもあり丈夫で良質なので、表面にマイクロスケールのリキッドデカールフィルムを塗らなくても大丈夫!

・・・と意気込んで、デカールの中でも一番大きな尾翼右側のデカールから貼り始めたのですが・・・曲面や凹凸に全然馴染まない上、糊が劣化しているせいか、マークセッターを大量に付けても全然密着しません。

また曲面や凹凸に馴染ませようとすると、今度はデカールにヒビが!!

こんなことならリキッドデカールフィルムをデカールの表面に塗っておけばよかったと後悔するも、後の祭りです(´;ω;`)

プラモデルを作っていて、久しぶりに頭真っ白になりました。

必死に気持ちを落ち着かせて、マークソフターやマークセッターを大量に使用し、硬いデカールを軟化させ、割れてしまったデカールの部分はパズルのように元の模様を再現しつつ、これ以上ヒビ割れがひどくならないよう慎重に慎重になじませ・・・ということを約1時間ほど繰り返し、何とか尾翼右側のデカールが貼れました!いや~、本当に焦りました。デカールのために同じキットを追加調達しないといけないかと思いましたよ。

やっぱり古いデカールを貼るときは油断大敵です。。。ただ、今回のような失敗からのリカバリーこそ、テクニックを向上させる良い機会だと思いますので、久しぶりに良い経験になりました。

さんざん時間をかけて尾翼右側のデカール貼りを完了、日の丸の凹部周辺やヒンジ周辺などの凹凸があるところにヒビが入っている。
デカールが少し大きいためか、機体の中心軸よりも少しはみ出てしまった。

尾翼左側のデカールにはマイクロスケールのリキッドデカールフィルムを塗り、今度は大丈夫だと思ったのですが、やっぱりヒビが入ります・・・。

また、右側と同じように、凹凸に馴染まない、日々割れる、糊が劣化して表面に貼りつかないって感じで同じように苦労しました。

ただ、右側で慣れていたので、同じ要領で何とか貼り付け成功!(ヒビ割れはありますけどね)

デカールが反って全然凹凸に馴染まない。しかもデカールの端からヒビが入る。
マークセッターとマークソフターを大量に使い、何とか貼り付け成功、ヒンジの部分にヒビがはいっている。
機体後方下面に馴染ませるのが難しかった上、凹凸が多かったため、多くのひび割れが集中してしまった。
機体後方上面、2枚のデカールの位置が少しずれたため、あとでタッチアップ塗装で修正する。

何とか日の丸&富士山の大きなデカールを貼れたので、あとは小さなデカールを貼っていきます。小さなデカールは特に苦労もなく無事に貼れました。

デカールを貼った後(機体左側)
デカールを貼った後(機体右側)

ヒビ割れが集中していた機体後方下面は、エナメル塗料でタッチアップ塗装を行い、ほとんど違和感を無くすことができました。

日の丸の凹部やヒンジ部にできたヒビ割れもタッチアップ塗装で修正します。

左右のデカールの位置ずれもタッチアップ塗装を行うことにより目立たなくなりました。

ウェザリング

デカールを貼り終えたら、ウェザリングを行っていきます。

まずは、Mr.ウェザリングカラーを使って、パネルラインにスミ入れを行っていきます。マルチブラックをそのまま使用すると、パネルラインが強調され過ぎるため、マルチグレーを混ぜ合わせた色(濃いグレー)を使用しています。

うすめ液を綿棒に付けて、パネルライン以外のウェザリングカラーを拭き取っていきます。

スミ入れを行った後の状態
ロータ・ブレードにもスミ入れを実施
一通りのパーツにスミ入れを行う

スミ入れが完了したら、機体の汚れや褪色感を表現するため、油絵具でウェザリングを行います。

段ボールの切れ端をパレット代わりにしています。段ボールは油絵具に含まれる油分を程よく吸収してくれるため、ウェザリングの際は重宝します。

パネルの中央など、所どころに、ホワイトやグレーの油絵具で色を乗せていきます。

その後、綿棒を使ってこするように色を馴染ませていきます。

実機の写真を見ると、エンジンの下面などはオイル汚れのようなブラウン系の汚れが少し目立ちますので、ブラウンやブラックなどの油絵具を使って、汚していきます。

こちらも同様に綿棒を使って馴染ませていきます。

尾翼の派手なペイント部分は、ウェザリングをせず、ツヤ有りの状態にしておきます。

脚のシリンダー部分には、ハセガワのミラーフィニッシュを使用して金属光沢を表現しています。また、窓のパーツをタミヤの多用途接着剤で接着します。

水平尾翼は、接着面積が少ないので、真鍮線で補強しておきます。

完成

何とか完成させることができました。

製作記カテゴリの最新記事