【製作記】ハセガワ 1/48 F-2A 第8飛行隊 50周年特別塗装機 & 飛行開発実験団 501号機 特殊形態 ②インテーク編

【製作記】ハセガワ 1/48 F-2A 第8飛行隊 50周年特別塗装機 & 飛行開発実験団 501号機 特殊形態 ②インテーク編

今回はおそらくこのキットで最も面倒な部分であるインテークの組み立てと塗装の様子を紹介していきます。

ハセガワの1/48スケールのF-16のキットではインテークの内部ダクトが省略されていましたが、F-2ではしっかりと再現されていて、かなりテンションが上がります。

個人的にインテークの内部ダクトまで再現されていることは結構重視していて、以前ハセガワの1/48スケールのF-16Iやレベルのラファールを制作したときは、わざわざヒートプレスでダクトを自作しました。その手間が省けるのは嬉しいです( ´艸`)

インテークのパーツは複数に分割されており、継ぎ目ができてしまいますので、如何にキレイに継ぎ目を消すかが作品のクオリティを上げるポイントです。

ダクトのパーツにはダボ穴と呼ばれる金型にプラスチックを流し込む跡ができていますので、キレイにこの跡を消しておきます。

今まで、普通の瞬間接着剤を使ってダボ穴や継ぎ目を埋めていた私ですが、今回からはこれ↓を使っていきます。私の行きつけの模型店ブルーシード(名古屋市南区)の店長に勧められてゲットした「黒い瞬間接着剤」です!

WAVEから発売されている黒い瞬間接着剤とアルテコのスプレープライマー

今までの透明の瞬間接着剤だと継ぎ目や凹凸が本当に埋まっているのか一目で確認するのは難しいのですが、この黒い瞬間接着剤を使えばどこに瞬間接着剤が付いているのか一目で分かります。

また、アルテコのスプレープライマー(瞬間接着剤用効果促進剤)を使えば、瞬間接着剤をあっという間に硬化させることができるので作業効率がアップします。

黒い瞬間接着剤を少し出して、爪楊枝を使ってダボ穴にぬりぬり。。こういった作業には爪楊枝が便利です。

ダボ穴を黒い瞬間接着剤で埋めた後、アルテコのスプレープライマーをシュッとひと吹きすると、あっという間に硬化します。

シュッとひと吹き

硬化した後は、サンドペーパーの400番、800番、1000番、1500番と順番にヤスリ掛けしてなだらかに整えた後、サーフェイサーで塗装し凹凸がなくなっているか確認します。

インテークの入り口のパーツは少し波打っていますがこの程度の凹凸ならば、あえてパテなどを使う必要はなく、サンドペーパーで軽くやすってあげるだけで大丈夫です。

波打つように凹凸ができているパーツ
サンドペーパーでなだらかにした後

インテークを接着するとあちこちに継ぎ目ができてしまい、インテークを覗き込んだ際に結構目立ちます。

そこで先ほど紹介した黒い瞬間接着剤を継ぎ目部分に盛って、サンドペーパーを使って継ぎ目を消していきます。

説明書では、インテークの中央の細い支柱のようなパーツを取り付けた後でインテークを組み立てる手順になっていますが、このパーツは継ぎ目を消す作業の邪魔になるため、あとから取り付けられるよう、差し込み口をドリルで開口してあります。(この穴はインテークを組立てる前に開けておきます。)

継ぎ目に盛った瞬間接着剤を削った後の状態です。黒い部分が瞬間接着剤になりますが、どの部分が瞬間接着剤で埋められているかよくわかります。

継ぎ目を消したら、インテークの内部にエアブラシで塗料を吹き付けます。内部はエアブラシでの塗装がし難い場所で、油断すると塗料が一か所に集中して水たまりのようになってしまうので、注意して塗装を行います。

インテークの下部には、2枚のフィンが付きますが、本来このフィンの基部に段差はありません。

そこで、小型のノミを用いて、フィンを埋め込むための凹部を作ります(ちょっと雑ですが、あとで瞬間接着剤で埋めますので、気にする必要はありません)。

フィンの基部の段差を消した状態です。キレイに仕上がりました。

製作記カテゴリの最新記事